小田部校区
福岡市立小田部小学校は、平成2年に開校した児童数約800名のやや大きな小学校です。福岡市内では比較的新しい小学校で、校舎は赤い屋根の時計台がシンボルの3階建てです。教室のような広いフローリングの廊下など、子どもたちはゆったりとした校舎でのびのびと学んでいます。地域では落ち着いたよい学校と評価されています。
小田部校区は、この小田部小学校の通学区域のエリアを活動範囲とする地域コミュニティです。室見川の河口近くの右岸の約1.5km四方に約9000人が暮らしています。福岡市の中心部・天神からは西へ約7km、博多駅からは9kmに位置しています。古くは田畑が広がっていましたが平成以降に都市化が進み、今では全域が閑静な住宅地となっています。古くから小田部だいこんの産地として知られてきましたが、今ではそのだいこん畑もわずかに残るだけになりました。ちなみに、小田部小学校の校章にはだいこんの花が形取られています。
校区の西縁には室見川河畔公園が広がっており、小田部中央公園など多くの公園があります。日々のお買い物などの生活基盤は整っている一方で郊外ののどかさもあります。都心方面へのバスは頻繁に走っていますが、地下鉄駅には歩いて10~20分ほどかかります。このため静かな住環境、落ち着いた教育環境を求める方には人気の校区です。転勤族にも好まれており、毎年1~2クラス分という多くの転入転出があります。
小田部校区は青パト発祥の地としても有名です。現在の青パトの原型となる自主防犯パトロールカーを国内で初めて走らせただいこんの会も活動しています。
小田部小学校区エリアを除く南庄は原北小学校区です。原北小学校区と小田部小学校区をあわせて原北中学校区になります。福岡市立原北中学校は、生徒数約700名の中規模校です。生徒たちは両小学校区と同様に落ち着いた雰囲気の中で学んでおり、市内でも人気の中学校となっています。
小田部校区青少年育成会
小田部校区青少年育成会は、小田部校区の子どもの健全育成と子育て環境の改善を目的に活動しています。かつては中学生に特化した活動を行ってきましたが現在は対象を子ども全般に広げています。活動するのは校区で子どもを持つ保護者全員と有志で、各町内からのベテラン世代である中学生保護者代表により年8回の会議を通じて課題解決に取り組んでいます。活動は、子どもたちの生活環境を守るための巡回活動、子どもたちの健全育成のための活動、および子育て世代の悩みによりそう活動です。
■子どもたちの生活環境を守るための活動
町内ごとに、子どもたちの身近なエリアの安全確認のための夜間巡回を季節ごとの年4回行っています。また非行事例が増加すると言われる夏休み中に、原北中学校の先生方と一緒に、巡回範囲を拡大した安全確認を行っています。
■子どもたちの健全育成のための活動
中学生が身近な風景を撮影した写真コンテストを行っています。保護者の部もあります。
福岡大学学生サークルSD Smile Projectと連携して、「寺子屋」や「Qチャレ」というイベントを通じて子どもたちの多様な学びの場を創造しています。自転車を利用して挑戦をテーマにしたイベント「ちゃりチャレ」や立ち入り禁止の向こう側で想像力を育むイベント「もぐチャレ」を行っています。くわしくはこちら。
■子育て世代の悩みによりそう活動
不登校の子どもを持つ保護者が語り合える場「かたりぃ」や子育てに不安な赤ちゃんママのためのサロン「ママカフェ・あんだんて♪」を開催しています。くわしくはこちら。